■株式会社 さとうベネック 〜地域の明日を担う〜
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掘削工事におけるスタンダード化をめざすSCB工法
 建設業における労働災害は減少傾向にあるものの、全産業の中では依然高い比率を占めている。その中でも掘削工事中の法面・土留め壁崩壊による土砂崩壊災害が多いが、従来工法に比べて土留め壁や本体構造物の施工性が良く、安全性が高い工法として注目を集め、近年、国土交通省をはじめとする様々な工事現場で採用され始めているのが、「鰍ウとうベネック」が開発、特許を有する『SCB工法』である。
●3構造で作業性・施工性・安全性を高める
  「鰍ウとうベネック」が開発したSCB工法は、“Sheet pile Counterforted-type Bracing method”の頭文字をとったもので、土木・建築工事に伴う掘削工事の『機能的土留め工法』である。
 同工法は、崩壊しようとする土砂を押さえる「土留壁」と、その背後に設置し土塊を囲むことで剪断抵抗面を発生させる「支圧壁」、および「土留壁」と「支圧壁」を連結して土塊を拘束する「控え壁」の3構造からなり、それらが、崩れようとする地盤を拘束、土圧を低減するとともに、土留壁そのものの剛性を高めるというメカニズムだ。
 従来の掘削工事では、掘削後の空間に横組みの切梁を組む切梁式土留工法や切梁の代わりに地中に引っ張り材を打ち込んで土留壁を安定させるアンカー式土留工法が広く採用されていたが、同社の佐藤光雄取締役(経営企画・建設担当)によると、SCB工法はこれらと比べて施工手順が簡素で、かつ掘削内部に腹起し・切梁・アンカー等を設置しないために、設置・解体時の災害発生を未然に防止できるほか、掘削や埋戻し作業、本体構造物の施工性が良く、切梁等が本体構造物を貫通するといった本体構造物への悪影響も回避できるという特徴があり、「防水処理が必要な排水施設、平面規模が比較的広く工期を短縮したい建築工事、切梁を設置できない護岸工事、既設構造物の撤去工事、切梁を躯体に貫通させたくない橋脚・橋台工事、軟弱地盤の土留め工事等に特に向いている」という。
●様々な工事現場で次々に採用
 平成12年5月に特許登録(第3072065号)された同工法は、その後、広島工業大学及び独立行政法人産業安全研究所と工法普及を目的に鰍ウとうベネック・ヒロセ梶i東京都)等で組織するSCB工法研究会(事務局03-5634-4509)の産学官協同で実用化研究を実施。学会や雑誌等で注目の技術として取り上げられており、最近では国土交通省をはじめ様々な工事現場で次々と採用され始め、平成15年度九州地方発明表彰の発明奨励賞受賞に続く、今年5月の文部科学大臣表彰科学技術賞(技術部門)受賞で、その普及にさらに弾みがつこうとしている。
 佐藤取締役によると、「今年7月末現在、全国で計28件が採用されていますが、今年度は20件程度に達する見込み」という急増ぶりで、「今後、研究会を通して土木・建築の掘削工事におけるスタンダード化をめざしたい」というSCB工法。大分県発の先進技術として注目される。
事業所プロフィール
会社名 株式会社 さとうベネック
所在地 大分市舞鶴町1−7−1 Tel 097−534−8161
代表者 佐藤 恭司
資本金 6億円
組合員数 500名
事業内容 土木建築工事の請負・企画・調査・測量・設計・監理・コンサルティング、不動産業、土木建築資材の製造・販売等
創 業 昭和13年3月10日
URL http://www.satobenec.co.jp

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