■後藤体器 株式会社 〜地域の明日を担う〜
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遊具「ペップランド」で販路を全国に拡大
 「スポーツ」と「遊び」を通した心身のバランスづくりや集団と個人、人とのコミュニケーションなど生きていく上で大切な経験は成長期に最も必要とされる。一方、高齢化が進展する中で心身バランスの生涯維持や世代・地域を越えたコミュニケーションづくりの観点から、いまスポーツや遊びに対する環境づくりが重視されてきているが、この分野で独自ブランド化を図り、近年全国にその名を知られるようになってきたのが、大分市の学校体育器具・公園遊具メーカー『後藤体器梶xである。
●「ペップランド」を主力製品に
 『後藤体器梶xは、学校体育器具や公園遊具施設の設計・製造及び公園・スポーツ施設の企画・デザイン・施工・メンテナンスを行う“専門分野への特化型企業”。現在、全国に約10社といわれる自社ブランドを持つ遊具メーカーのひとつである。
 創業は、戦後間もない昭和22年5月5日。奇しくも、子供の日が創業日となっているが、現在地の小学校に体育教育に熱心な先生が多く、当時、体育器具の製作依頼が度々あったことから、主として学校体育器具製作を目的に「後藤製作所」として創業した。
 以来、半世紀以上に亘って、“心身の健全な発展と心豊かな感性を育てる社会環境づくり”をモットーに、様々なオリジナル遊具や体育・公園施設等を開発・提案。
 現在、体育施設ではバスケットボールゴール、バレーボール・バトミントンポスト、テニスポスト・審判台、卓球台、鉄棒、跳び箱など、遊具ではブランコ、遊導橋、滑り台、アスレチック遊具、ジャングルジム、コンビネーション遊具など、公園施設では東屋、展望台、パーゴラ、ベンチ、縁台、ゲートなどを設計・製造し、学校・自治体等に納入している。
 このうち、近年特に力を入れ、主力製品として大きく育てようとしているのが、平成9年頃から大分県のデザイン活用促進事業として県産業科学技術センターの支援を受けながら開発・ブランド化し、平成11年にグッドデザイン賞ソーシャルユース商品部門賞(大分市北公園)、翌12年に建設省都市局長賞(別府市鉄輪公園)を受賞したコンビネーション大型遊具「ペップランド」だ。
●ブランド化によって広域受注へ
 「ペップランド」のペップとは“元気になる”という意味で、トンネルスライダーやウェーブスライダー・吊橋・クライムステップ・デッキ・スパイダーネット・スプリング遊具といった、飛んだり、登ったり、滑ったりと様々な遊びの要素を盛り込んだコンビネーション大型遊具。標準化したパーツを組み合わせることで、「地形やコンセプト等の設置環境や設計条件、予算規模などに応じたバリエーションのデザイン・レイアウトを可能にする柔軟性を持ち、“オンリーワン”の遊具を提案できる」(後藤芳正社長)のが最大の特徴だ。
 それだけでなく、設計・デザイン後、CGによるシミュレーションで安全性・景観・遊びの動線・配色などを3次元立体視できるようにし、「子供達が夢中になって遊べる場」「遊びやスポーツを通して世代を越えて触れ合う場」「健康づくりとコミュニティーの活動拠点」といったコンセプトに沿ってニーズにマッチした最適プランを提案できる点も他と差別化する強みとなっている。
 後藤社長は、「従来、学校体育器具や遊具はデザインや機能性はあまり重視されず、当社もかつては、まずは作ることに重点を置いていました。しかし、近年は各地にそれぞれ特徴をもった公園が数多く設置され、多目的広場のコンビネーション遊具にも機能性やデザイン、耐久性等はもちろん、テーマ性やシンボル性、話題性といった要素が求められるようになり、受注に当たってはブランド力(設計・デザイン・機能性)が大きな決め手となっています」と、自社ブランド遊具の開発に取り組んだ背景を説明するが、「ペップランド」の開発は県内中心から広域受注への足がかりを築く原動力ともなっている。
 「従来は大分県内の受注がほとんどでした」という同社は、すでに青森県や東京都、沖縄県等からも「ペップランド」を受注、徐々に全国市場へとその販路を拡げつつあるが、広域受注に大きな役割を果たしているのがPRを主目的に4年前に開設したホームページだ。ホームページの開設を契機に、全国各地の自治体から「カタログを送ってほしい」「話を聞かせてほしい」といった問い合わせが相次ぎ、成約に結びつくケースも出ているそうで、このため同社は、「今後、設計・デザイン力のさらなる進化と質の向上を図りながら、ホームページを活用したWEBによる受注システムをさらに充実してペップランドのPRに努めながら受注拡大につなげていきたい」としており、現在、全体の約3割となっているペップランドの売上高を将来的には5割程度にまで高めることを目標としている。
事業所プロフィール
会社名 後藤体器 株式会社
所在地 大分県大分市角子南1丁目2番18号  Tel097-521-5100
代表者 後藤芳正
資本金 1,000万円
従業員数 30名
事業内容 各種遊具・スポーツ施設・公園・運動場の企画・設計・施工
創 業 昭和22年5月
URL http://www.pepland.co.jp/

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