■きなみグループ 〜地域の明日を担う〜
大分市の元気な中小企業 

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新しい教育ソリューションビジネスを展開する
独自性を持った専門店化が進む一方で、業種間・業態間の垣根がなくなり、かつての「○○屋」という言葉が死語になりつつある。いわゆる“複合経営”が中小企業の生き残り戦略のひとつとして注目されているが、教育分野に特化しながら、業種の異なるグループ企業で教育に係わる総合的なソリューションビジネスを展開しようとしているのが、総合室内装飾設計・施工の潟Cンテリア大分を中核とする「きなみグループ」だ。
●キーワードは教育
 「きなみグループ」は、総合室内装飾設計・施工の「インテリア大分梶v(大分市青崎、小川真社長、資本金1,000万円)の木南久和会長が率いる異色の企業グループ。潟Cンテリア大分を中核企業に、総合学生衣料販売の「(有)スクールショップきなみ」(大分市中鶴崎、木南久和社長、資本金300万円)及び教科書・教材・文具・事務用品等販売の「OTK図書梶v(大分市南鶴崎、木南久和社長、資本金1,800万円)の3社で構成している。
 グループ形成の出発点は、昭和50年6月創業のインテリア大分(昭和52年2月法人化)。木南会長の実家は鶴崎地区では老舗の(有)スクールショップきなみ(旧・衣料百貨きなみ)だが、即家業に入るのではなく、まったく異業種の建築内装業を選んだことがそのルーツとなっている。木南会長はインテリア大分を個人創業する前は東京の電算機会社のエンジニアとして電算システム開発の第一線に立っていたが、ある時、深夜業務が当たり前で味気ない業務の繰り返しに疑問を抱き、「このまま続けていたら人間性をなくす」と大分にUターン、インテリアの将来性に目をつけて創業したもの。
 学生時代から事業欲が旺盛だったことも実家とは異なる業務分野を選択する動機となっているが、創業にあたっては“5つの条件”があった。「資本金が要らないこと」「あるモノに少し技術を加えて付加価値を高めること」「事務所はどこでも良いこと」「事務は1人でも処理ができること」「機動力が活かせること」がそれで、知り合いにも『これから有望そうだ』といわれたインテリアがこの条件に近かったことから創業に踏み切った。
 その後、昭和56年5月には実家の経営を引き継いで法人化し、さらに平成13年4月には大分市東部地区の経済界有志の出資を募って教育教材図書販売のOTK図書を立ち上げ、現在の企業グループを形成しているが、今年4月に潟Cンテリア大分の会長となり、“教育”をキーワードとする新しいビジネスモデルの構築に挑んでいる。
●より良い社会人育成で地域に貢献
 潟Cンテリア大分に本部を置く『きなみグループ総合企画推進室』を中核に、それぞれが一見ばらばらに見える事業分野を“教育産業ソリューションビジネス”として総合的に捉えようというのがそれだ。
 同グループの教育産業ソリューションビジネスは、「教育を忘れることは、人を忘れること」を哲学とする木南会長が、教育を通した地域貢献を目的に2003年4月から本格的に取り組みを開始した“新戦略”でもある。いわば、その哲学を集大成させるための壮大な試みともいえ、教育現場に係わるあらゆる施設・設備・教材・教科書・学生制服・体操服・ユニホーム・カバン・グッズ等の便宜を図るとともに、現在設立準備中のNPO法人『大分キャリアナビ・ステージ』と一体となって、若者たちに目的意識を育みながら自分自身を発見し夢中になれるモノづくりと可能性追求のトレーニングプログラムを提供することで、夢と誇りを持つ自立した人間として社会参画できる「より良い社会人」を育成し、地域社会に貢献することをめざしたものだ。
 地域貢献に関しては、木南会長は2003年6月から大分市鶴崎商店街連合会会長という重要で困難な役割を引き受けているが、「鶴崎商店街の再生には思い切った改革が不可欠」とし、すでに改革に向けた第1弾として大胆な部会改編を断行した。従来の部会はすべて廃止、『鶴崎学すすめ部会』と『商業空間エンジョイ・話題提供部会』の2つに集約したのだ。これは鶴崎の長い歴史や大野川の地の利を商業に活かし、商業空間をエンジョイしてもらうための話題提供の発信に力を入れて地域商業文化を高めようというもので、商店街を取り巻く逆境をあえて得意技に変えることで連帯感ある商店街づくりを図るのが狙いだ。「まったく経験がないが故に既成観念がなく、時流を捕らえた独自のやり方を実践できた」ことが潟Cンテリア大分を県下を代表する装飾業へと育て上げた原動力となっており、そのアイデア溢れる行動力が今、衰退傾向が著しい鶴崎商店街の再生への期待を集めているところだ。
事業所プロフィール
会社名 きなみグループ
所在地 大分市青崎1−3−34(潟Cンテリア大分)Tel 097−521−8844
代表者 木南久和(潟Cンテリア大分・代表取締役会長)
資本金 3,100万円(グループ計)
組合員数 30名
事業内容 総合室内装飾設計・施工、イベント会場企画 ・設営・サイン・住宅改善工事(潟Cンテリア大分)、総合学生衣料販売((有)スクールショップきなみ)、教科書・教材・図書・文具・事務用品・事務機販売(OTK図書梶j
創 業 昭和50年6月(潟Cンテリア大分)
URL http://www.interior-oita.co.jp/

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