■株式会社 得丸デザイン印刷 〜地域の明日を担う〜
大分市の元気な中小企業 

Munu
蒲F 久
足立木材工業
おおいたビジネスプラットホーム事業協同組合
鰍ウとうベネック
潟xイプラン
(有)ファニーフェイス
後藤体器
ヘツギ土木緑地建設
鞄。 島
(有)日本建装工業
きなみグループ
潟Rイシ
協和包材
マリリン
鰍ワるひで
潟~カサ
潟ーンズ
(有)ナカシマ自動車整備
椛蛛@倉
(有)ペットフレンドおおいた
潟vレスタイム九州
潟泣lス研究所
且O和プレス
慨ES
(有)テニスクリエイション
(有)ザビエル本舗
(有)宮本商事
轄]藤製作所
フーズテクニカルサービス
椛蝠ェセンチュリーホテル
ビジネスホテルKG
中華料理チャイナムーン
佐伯印刷
大成倉庫
鞄ソ丸デザイン印刷

企画・デザイン・印刷からWeb関連まで、“情報新世紀の印刷業”を指向する
 DTP(Desktop Publishing)に代表されるデジタル技術の急速な進展が印刷業に大変革をもたらし、急成長するインターネットやマルチメディア等、IT関連への対応も求められている。今や印刷業は“情報サービス業”としての性格を強めているが、時代を先取りして県下印刷業界ではいち早くDTPを導入、各種印刷物の企画・デザイン・印刷からITに深く関わるマルチメディア・Web関連まで幅広く対応、“情報新世紀の印刷業”を指向しているのが、『鞄セ丸デザイン印刷』だ。
●県下ではいち早くDTPを導入
 『鞄セ丸デザイン印刷』の創業は県下印刷業では比較的新しい昭和48年8月。現社長の得丸正博氏が大学を卒業してわずか半年後に創業した。
 得丸社長によると、「特に印刷に興味があったわけではありませんが、何か事業をしたいと思い、写真撮影が好きだったことと父親が市内の印刷会社の工場長を務め、清酒ラベルのデザイナーをしていたことが影響しているかもしれませんね」という軽い気持ちからの創業だった。
 同社は昨年創業30周年を迎えたが、固定客との繋がりが強固なこの業界で、文字通りの徒手空拳からスタートしながら現在約1,000社の顧客を抱える中堅印刷業としての地位を確立しているのは、業界についてあまり知らなかったために、逆に柔軟な発想で常に新しいものに積極的に挑むことができたことがその背景にある。
 代表例がDTPの導入である。DTPとは、それまで専用コンピュータで処理していた文字処理や画像処理等を1台のパソコンで処理できるようにしたもので、DTPの登場は和文タイプ・手動写植と電算写植・電子組版等が棲み分けて存在していた印刷業界に大変革をもたらし、今ではDTPが印刷物制作の常識となっている。
 DTPは1985(昭和60)年にアメリカでOAの一環として誕生、日本には2年後の1987(昭和62)年頃に入ってきたといわれるが、同社は地方の印刷業ではまだほんの一部しか普及していなかった平成4年に県下ではいち早く導入に踏み切った。
●印刷にITを絡める
 DTPの導入はまた、経営方針そのものを大きく転換させる契機ともなっている。DTPを導入した前年の平成3年、同社は現在、営業・制作本部として機能している『森町スタジオ』を新設したが、これを拠点にDTPをフル活用しながら印刷業にとって不可欠の企画・デザイン力を前面に打ち出すことで差別化を図り、ますます多様化・複雑化する顧客ニーズに対応する体制を構築するとともに、その後、保険代理業やIT関連のソフト開発、インターネット等による健康食品等の販売を行う『森町企画』と『イーナビ(有)』を森町スタジオ内に設置して業務分野を拡大、単なる印刷業の域にとどまらない“情報新世紀の印刷業”をめざした取り組みを強化しているところである。
 現在、同社では本社は印刷工場に特化、森町スタジオでは写真撮影から企画・デザインを含めた各種出版物や企業PRビデオ・TVCM・コンピュータグラフィックス・イラスト・ホームページ等のマルチメディア関連の制作、森町企画ではイベント企画をはじめ保険代理業やIT関連のソフト開発、インターネット等による健康食品販売等を行っているが、得丸社長は「今後、いくらITやインターネットが普及しても印刷物がなくなることはない」とし、「森町スタジオと森町企画を両輪に新たな分野に積極的に挑んでいく」方針だ。
 中でも、「今後力を入れていく」のが、すでに森町企画で取り組みを行っているインターネット等による健康食品等の販売とこれに関するコンサルティングである。健康食品の販売はもともと健康への関心が高い得丸社長が自ら愛用している商品の販売を目的に立ち上げた事業で、本業の印刷を通して優れた商品に出会う機会も多く、今後順次取り扱い商品を増やしていく意向である。また、イーナビ(有)では正博社長の長男の明浩氏のSE(システムエンジニア)の知識を生かし、情報や物販を会員制ネットワークを通して幅広く展開中である。
 今後、デジタル技術の急速な進展についていけない印刷業が淘汰されるのは必至だが、印刷にIT(インターネット等)を絡めながら“情報新世紀の印刷業”をめざす同社の取り組みに注目したい。
事業所プロフィール
会社名 株式会社 得丸デザイン印刷
所在地 大分市大字丸亀258番地の1 Tel 097−521−0700
代表者 得丸 正博(現在の社長は徳丸昭浩氏)
資本金 1,000万円
組合員数 20名
事業内容 総合印刷業、保険代理業、インターネッ ト等による健康食品販売、コンピュータソ フト開発等
創 業 昭和48年8月
URL http://www11.plala.or.jp/m_kikaku/

Copyright © 2006 Office R&D Oita Corporation All Rights Reserved.
inserted by FC2 system