「ビジネスホテルKG」の立地場所は、西大分港かんたんサーカスと国道10号線のほぼ中間地。立地面の不利は否めない西大分地区への立地について、久富社長は「自宅に近く、何よりも西大分が好きだから」と笑うが、このため運営にあたっては独自の差別化を図っている。
家庭的な手作りおにぎりや自家製漬物が大好評の朝食付4,800円(シングル)という低料金(オンライン予約は4,500円)をはじめ、スタッフ(13名)はすべて女性とし、メンテナンスはすべて自社スタッフで対応。セキュリティ面には特に万全を期しているほか、今やビジネスに不可欠の高速インターネット回線を全室に組み込み無料利用できるようしているのがそれだ。
また、リゾート的な要素を取り入れているのもその特徴のひとつ。客室数はシングル32室、ツイン23室の計55室(駐車場18台収容)と、ビジネスホテルとしてはツイン比率が高いが、これは「立地条件を考慮してビジネス・観光客だけでなく、家族や友人などとのリラックスな時間が過ごせるようにしている」ためだ。
「ターゲットは県外からの観光・出張客だけでなく、県内にお住まいの方々です。ちょっと違った日常を提供し、何度も利用していただけるホテルづくりを目指したい」という久富社長の新たなチャレンジがいま始まった。