平成12年5月に特許登録(第3072065号)された同工法は、その後、広島工業大学及び独立行政法人産業安全研究所と工法普及を目的に鰍ウとうベネック・ヒロセ梶i東京都)等で組織するSCB工法研究会(事務局03-5634-4509)の産学官協同で実用化研究を実施。学会や雑誌等で注目の技術として取り上げられており、最近では国土交通省をはじめ様々な工事現場で次々と採用され始め、平成15年度九州地方発明表彰の発明奨励賞受賞に続く、今年5月の文部科学大臣表彰科学技術賞(技術部門)受賞で、その普及にさらに弾みがつこうとしている。
佐藤取締役によると、「今年7月末現在、全国で計28件が採用されていますが、今年度は20件程度に達する見込み」という急増ぶりで、「今後、研究会を通して土木・建築の掘削工事におけるスタンダード化をめざしたい」というSCB工法。大分県発の先進技術として注目される。