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サービスを超える“もてなしの心”で人材育成をサポート |
サービスからホスピタリティの時代へ・・・今、あらゆる業種でサービスを超える“もてなしの心”が熾烈な競争に勝ち残るためのキーワードとして注目されている。「好意と誠意」「癒し」の精神と言えるものだが、単なる知識や技術ではなく、日常の笑顔や言葉遣いなどに、そのマインドが自然と現れるようにサポートしているのが『(有)ファニーフェイス』だ。 |
●“すき間”分野に着目して創業 |
『(有)ファニーフェイス』は、ブライダルの総合プロデュースと人材育成事業をメイン業務とする、スタッフ全員が女性の専門サービス業。
阪神大震災で被災し、一時的に大分に帰県していた山村美穂子代表が平成8年に創業した。「落ち着けば大阪に戻るつもりでしたが、当時、大分にブライダルプロデュース専門の会社はなく“すき間”的な分野だった」ことに着目。「きれいな声の出し方や笑顔いっぱいの言葉遣いを専門的に勉強し、大阪で教育トレーナーをやり、ブライダル関係にも係わっていた経験を生かして創業した」ものだ。
創業に当たっては、「個人的な活動では限界があり、将来的に講師ができる人材を育てながら事業を拡大していく」こととし、このため創業1年前の平成7年に、まず声と笑顔と言葉を使ってホスピタリティを体現する教室を開いて生徒を募集するという方法をとった。
山村代表によると、「その時、入ってきた生徒の中には今、講師として活躍している人がいます。現在の10名のスタッフは全員が教室の卒業生です」というように、まずはスタッフの育成からスタートしたことが、ブライダルプロデュースから人材育成・社員研修事業、さらには広告代理業務、雑貨販売などへと業務分野を拡大する基盤となっている。 |
●医療分野の人材育成事業に乗り出す |
創業以来、ホスピタリティのマインドを自然な形で身につけるための人材育成をサポートしてきた同社は、昨年から新たな事業分野に進出した。医療分野に係わる人材育成事業がそれだ。同社がプロデュースしたブライダルに出席した医療関係者から「病院といえどもサービス業。ホスピタリティの考え方が取り入れられないかと相談を受けた」のがキッカケだった。
「病院間の競争が激しくなり、医療技術とは別に、受付等での対応が特に重要になっており、採用から教育、接遇リサーチまでをフォローします」という、この医療分野人材育成事業は、すでに国の経営革新計画の承認を受けており、「今後、ブライダルと並ぶ大きな柱として育てていく」方針。
「ホスピタリティの考え方は、すべての分野に欠かせないもの」という山村代表。「女性特有の感性や思いやり、キャリアを活かしたスペシャリスト集団として、お客様の笑顔のために役立ちたい」と“もてなしの心”を通した人材育成への決意を新たにしている。 |
事業所プロフィール |
会社名 |
有限会社 ファニーフェイス |
所在地 |
大分市椎迫1-1-1 サンロード椎迫102 TEL:097-546-3328 |
代表者 |
山村 美穂子 |
資本金 |
300万円 |
従業員数 |
10名 |
事業内容 |
結婚式・披露宴の企画・構成・運営等に係わるブライダルコーディネート業務、企業及び団体等の役員・社員に対する研修・教育業務など |
創 業 |
平成8年 |
URL |
http://www.oct-net.ne.jp/~funny/ |
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